



-
豆のまま
-
細挽き(水出し)
-
中挽き(ハンドドリップ)
-
粗挽き(フレンチプレス)
青みがかった少し野性味のある酸味、冷めてくるとレーズンのような印象も少しあるコーヒーです。
パカマラらしいボリュームのある口あたりで、雑味もなく最後まで余韻のきれいなコーヒーです。
生産国:ニカラグア
エリア:マタガルパ
農 園:リモンシージョ農園
品 種:レッドパカマラ
精 製:デリケートナチュラル
焙煎度:浅~中煎り
賞味期限:焙煎日から2か月
今やプライベートオークションが行われるほど世界中でその品質が認められているエルウィン・ミエリッヒ氏の農園。現在は、ホンジュラスにも農園を構え、国内には8つの農園を所有しています。また、マダガルパにドン・エステバン・ドライミルを所有、COEのヘッドジャッジの経験も持つエルウィン氏。名実ともにニカラグアを代表するスペシャルティコーヒーを生み出している人物です。
リモンシージョ農園は、熱帯雨林を髣髴とさせる山奥の山林に位置しています。美しく管理された木々や竹林、コーヒーの佇まいは、あたかも庭園のような趣き。シンボルともいえる滝からもたらされる豊富な水資源と湿度がこの農園の特徴的なテロワールである。この農園はエルウィンの父が1930年代に購入し現在のリモンシージョ農園となっている。
収穫されたコーヒーチェリーは、農園併設もしくは付近のウェットミルにてウェットパーチメントにし、ドライミルで乾燥を行うのが一般的な流れです。ニカラグアでは、農園・農家のほとんどがウェットパーチメントまでを作り、中間業者などのドライミルで乾燥工程を行うところ、エルウィン氏は、農園の南、標高670mに位置するマダガルパにドンエステバン・ドライミルを構えています。これは、生産処理を行う上でアドバンテージともなります。
ドンエステバン・ミルは、ニカラグアで初めてのフルトレーサビリティのドライミルで、受け入れたウェットパーチメントには、トレーサビリティカードが発行され、厳密なロット管理がされています。地面はパティオではなく、日本の黒い寒冷紗のようなシートが張られ、空気と水分が通過するようにされています。2013 年には、ビニールハウス3段アフリカンベッドを建設し、ここでスペシャルティコーヒーの乾燥を行っています。その工程は、まず2日ほど、黒いシートの上で乾燥させ、その後3段アフリカンベッドの上段で数日、その後中段(少し日陰)で数日乾燥させるという方法が採られています。
ナチュラルについても、乾燥時のチェリーの積み方を変化させて、同じナチュラルプロセスの中でもの風味特性を変化させたりと独自のプロセスを生み出しています。