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豆のまま
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細挽き(水出し)
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中挽き(ハンドドリップ)
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粗挽き(フレンチプレス)
葡萄やドラゴンフルーツ、ダークチェリーなどアナエロビックらしい妖艶なフレーバーを感じさせてくれます。他のアナエロビック同様に焙煎によっては少しラムのようなアルコリックな印象もあります。
生産国:ホンジュラス
エリア:ラパス県
農 園:テパングアレ農園
品 種:ブルボン
精 製:ハニープロセス(アナエロビック)
焙煎度:浅煎り
賞味期限:焙煎日から2か月
農園の位置するラパス県は古くからコーヒー生産がおこなわれているホンジュラス国内でも主要なコーヒー生産地とされています。しかしながら、このラパス県のコーヒーは、産地としてよりネームバリューを持っているマルカラ・ブランドのコーヒーとして集められており、ラパスの生産者は片道2時間かけてマルカラへチェリーで運んでいたと言います。
現在では、スペシャルティコーヒーとしてマーケットの多様性が開かれたことで、ラパスの土壌や気候条件、そこから生産されるコーヒーに改めて注目が集まるようになりました。
テパングアレ農園もこうしたラパスの生産者一族の一人で、農園は2019年に開港した新国際空港を見下ろす山の頂上に位置します。太平洋からの乾いた風と大西洋からの湿潤な風がこの山でぶつかり、独自のマイクロクライメット(局地的気候)をもたらします。
農園主のアベル・メヒア氏は、祖父母よりこの農園を引き継ぎました。農園と共に引き継いだ大切なブルボン種は、樹齢は古いものの、大切に育て続けられ、品種特有のエキゾチックなアフターテイストをもたらしています。その大切なブルボンは、アベルの勤勉さを以て驚くほどに均一で真っ赤に摘み取られ、クリーンで品種特有のエキゾチックなアフターテイストをもたらしています。
また、メヒア氏はウェットミルを持たない近隣の農園のためにプロセスの代行も行っています。隣人との信頼関係も厚く、彼の優しさと真面目さから、運び込まれたチェリーはどれも丁寧に処理や乾燥がなされ、クリーンな生豆に仕上げられていました。
テパングアレの嫌気性発酵プロセスは、収穫後のチェリーの均一性と熟度を活かし、チェリーの状態で密閉タンクで24時間の嫌気性発酵、そして果肉除去を行った後に48時間かけてもう1度タンクで嫌気性発酵を行っています。その後タンクから取り出して、約3週間ほど時間を掛けてパティオで乾燥し、仕上げています。
通常のウォッシュドコーヒーやナチュラルコーヒーでは再現できない妖艶なフレーバーは、彼独自のレシピによって仕上げられています。